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Code and DESIGN inc.

株式会社Code and DESIGNのきままブログ

ラジオドラマ脚本家『牧 龍人』

──牧さんは、どういう経緯で脚本家になったんですか?

中3の時に見た"スペースサンダー4"って映画に衝撃を受けて、それで卒業後にそのままアメリカに渡りました。

──えっ進学せずに渡米されたんですか?

そうです、もう大変ですよ(笑)。英語もまったく喋れないし、なんならアメリカの高校に入学するわけでもないですからね(笑)。だから、こーんなに大きなTボーンステーキ出してる店に、どうにかしてアルバイトとして入って、毎晩Tボーンステーキ焼いてましたよ(笑)。

──それは壮絶というかなんというか。よくそんなが決断できましたね。

映画が好き。ただそれだけですよ。理由は本当にシンプル。好きっていう気持ちだけでアメリカまで行きましたね。でも結局、そういうことが大事なんじゃないかな?好きって気持ちだけで飛び込むくらいじゃないと、むしろこの業界では生き残れない。口だけで好きっていう奴は沢山いるけど、そういう奴は長続きしないし。やっぱり行動で"映画が好きだ"ってことを表現してる奴が生き残ってるって印象があるね。

──いつ日本に戻られたんですか?

結局アメリカには10年居て、26歳の時に日本に戻ってきました。

──帰国後は、すぐに脚本家に?

いえ、自分には基礎が足りてないと思っていたので、帰国後は専門学校に入りました。そこで映画を撮るのにカメラという機械を使って、映像を録画することや、マイクと呼ばれる装置で音を録音ことなど学びました。普通、映画の現場なんか見れないから、そういうのって一般の人は知らないじゃないですか(笑)。だから専門学校時代は、新発見の連続で、刺激的な毎日でしたね。とにかく基礎が大事。それを学びました。

──やはり基礎は大事ですか?

最近の若い奴らと飲むときは、もうそのことばかり話してますよ。"基礎をやれ"ただそれだけ。

──卒業後はなにをされてたんですか?

主に、ガソリンスタンドでバイトしていて、その合間に脚本を書いていましたね。そんな生活を3年くらい続けてたら、あるときラジオドラマの公募を発見して何作か送ったらそのうちの一つが準佳作に選ばれて。それからラジオの放送作家の仕事などを手伝うようになりましたね。

──やはり下積み時代があったんですね

でも結局、映画が好き。この気持ちだけでやってるんで、苦しいとか大変って思いはなかったですね。

──代表作の"おとっつぁんのパンツ"シリーズはどのようにして生まれたんですか?

あれは、知り合いのラジオディレクターと飲みの席で話してたら、それ面白いじゃん!やろう!ってすぐ決まって。ちょうど朝4時からの15分に空きがあったらしくてね。ほんと運が良かった。でも続けてなかったらそういう運も掴めないじゃない。だからその時は続けてきて良かったなって思ったね。

──最後に、映画業界を目指す若者に一言

最近は本気のヤツが少ないと思う。だから本気になってほしい。本気で映画とかに向き合うこと。それが一番大事だね。俺はとにかく本気のヤツと仕事がしたいよ。

──本日はお忙しい中、ありがとうございました


牧 龍人(Maki Ryujin)

映画に関心を持ち16歳で単身渡米

蒲田映像演劇総合アカデミー(2年制)卒業

ラジオドラマ「おとっつぁんのパンツ」を始め、「おとっつぁんのパンツ2」、「おとっつぁんのパンツ3」、「帰ってきた!おとっつぁんのパンツ」、「おとっつぁんのパンツ0(ゼロ)」

等、数々の人気ラジオドラマの脚本を手掛ける、ラジオドラマ界のヒットメーカー